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竹内 薫
竹内 薫
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フライス盤あれコレ ~加工機能編~

加工機能というと、大きく次の3つに分かれます。
【1】汎用操作
【2】対話形機能
【3】NCプログラム

ここから加工内容などに応じて機能を選択し、加工するわけです。
この選択が、加工効率を大きく左右するといっても過言ではありません。
YZシリーズでは、それぞれの機能毎に、より効率良く確実な加工が行えるよう、独自の機能を追加しています。
今回は、それをご紹介したいと思います!




【1.汎用操作】

まずは、手動で行う汎用操作です。
ここでは、汎用操作に欠かせないハンドルとレバーに注目してみましょう。

A.ハンドル
handle.jpg写真は門形機で汎用操作をおこなっている様子です。
各軸独立して装備しており、手にすっぽり収まるサイズで使い勝手が良いのが特徴です。

このハンドルにおける当社の一番のこだわりは、ハンドル回転時のスムーズな感触です。通常パルスハンドルというと、回転時に「引っかかり」を感じるものですが、それをあえて除き、手元の感度を5倍高くしています。

これにより、パルスで動いているはずのテーブルや主軸頭が、あたかもハンドルを回して自分の手で動かしているような、汎用機に似た「リアル感」が生まれたのです。

B.モノレバー
mono-lever.jpg写真を見てピンとくる方もおられるでしょう。当社独自のモノレバーは、ゼロ戦の操縦桿を模したものなんです。
この形状が、片手での前後左右、上下のシンプルな操作を可能にしています。
レバー先端についているボタンを押すことで、切削送り/早送りの切替えをスムーズに行うことができます。


これらハンドル、レバーへのこだわりにより、YZシリーズは全機種共通して高い汎用性を実現しているのです。


【2.対話形機能】

各メーカーそれぞれの独自の対話形機能を持っており、その特徴もさまざまです。
当社の対話形機能は、「加工ガイダンス機能」
guidance.jpg画面に示された案内図の中に数値を入力するだけなので、図面を見てから加工開始までが非常に早いんです。
どんな形状の加工をするのか、またどの部分の寸法を入力するのかなども画面上に図で示されているので、イメージしながら入力できるのも、この機能が分かりやすいところ。

加工に際して最も嬉しい機能が、ここで入力した一連の加工を、当社独自の「ガイダンスハンドル(デバックハンドルともいう)」を回すだけで実行できるということです。ハンドルを回す速さに従って送りがかかるので、不安な部分はこの操作で確認するのがいいでしょう。
このハンドルは、初心者が直感的に操作できるようにすると同時に、職人の持つ豊富な経験やアイデアを簡単に精度良く実行できるようにするために装備しています。

簡単な操作で確実な加工を行える頼りがいのあるこの機能により、YZシリーズは「単品・多品種少量加工に強い」と言われるのかもしれません。


【3.NCプログラム】

一般的にNCフライス盤で最も多く使われる機能であるNCプログラム運転。NCプログラム運転に工夫もなにも...と思われるかもしれませんが、ここにもあるんです、当社のこだわり。
NCプログラム運転で怖いのが、一度送りをかけると途中で止まってくれないこと。そのためにシングルブロックや送り速度を落としてデバックをしますよね。確実に加工を行うために仕方ない時間のロスと考えられますが、これをより安全かつ確実に、しかも早く実行できるようにと当社が考えたのが、「デバックハンドル(ガイダンスハンドルと同じもの)」です。
NCプログラム運転時に送り速度オーバーライドのダイヤルを「H(ハンドルの意)」にすると、XYZの各軸ハンドルから独立したデバックハンドルの操作に従ってデバックが行われます。ガイダンスハンドル同様、ハンドルを回す速さに従って送りがかかります。止めたい場合はそれを回すのをやめればいいですし、問題ない部分は送り速度オーバーライドを切り替えて運転すればいいんです。
この機能は、リジットタップが可能な機種(主軸サーボモータータイプ)では、タップサイクルまでハンドルで制御できます。タップの手戻しができる機能があるなんて、驚きですよね。




こういった独自の機能を付加することで、各操作に強いNCフライス盤を実現しているのです!

以上、加工機能編でした☆

また次回をお楽しみに!

Posted at:2012.12.18
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